【12月05日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領による非常戒厳宣言をめぐり、インターネット上でその理由についてさまざまな憶測が飛び交っている。韓国国内の匿名コミュニティ「ブラインド」では、ユーザーによるユーモラスな投票が注目を集めている。

「戒厳理由有力説」と題された投稿が4日掲載され、投稿者は戒厳宣言に至った可能性のある理由を5つ挙げ、複数回答可能な投票を実施した。

(1) 妻キム・ゴニ（金建希）氏が「ゲームでもしていなさい」と言ったのを誤解した

(2) 大統領マニュアルをめくるうちに「こんな機能があるのか？　試してみるか」と思った

(3) ビットコインにオプションをかけた結果

(4) 映画「ソウルの春」を観て「面白そうだ」と思った

(5) 酒を飲んで朝起きたら戒厳令を宣言していた

この投票には、4日午後4時の時点で418人が参加。「酒を飲んで朝起きたら」という選択肢が27.6％で最も多く支持を集めた。

ネットユーザーたちは「まさか本気で戒厳令を宣言するとは思っていなかったのでは」「一瞬で国全体が混乱に陥った。何か重大な秘密を隠すための時間稼ぎをしたのではないか」といった反応を見せた。

ある市民は、ニュースチャンネル「チャンネルA」のインタビューで「その時間に自分も酒を飲んでいたが、知人が『おかしな戒厳令が出た』と見せてきた。最初はフェイクニュースだと思ったが、突然の知らせにショックを受けた」と語った。

この市民は「大統領が酔った勢いで戒厳令を宣言したのではないかと思う。普通の人であれば、国務委員全員を招集して話し合うべきだが、あたかも一人で酒を飲んで勝手に行動したように見える。本当に驚いた」「こんなことをされると市民は安心して暮らせない。国全体が不安に震えている。韓国の未来がどうなってしまうのか非常に気になる」と不安を訴えた。

KOREA WAVE/AFPBB News 2024年12月5日 7:30
https://www.afpbb.com/articles/-/3552400