ドラマ『対岸の家事』を毎週楽しみに観ています。私自身も専業主婦として日々の家事や育児、地域の付き合いなどに追われるなかで、ドラマの中で描かれる登場人物たちの葛藤や日常に、つい感情移入してしまうことが何度もありました。

特に印象に残ったのは、詩穂（多部未華子さん）が受け取った“脅迫状”の真相が明かされた第9話。まさかの展開に驚きましたし、「そんなところから来たの!?」という感覚で、まさに“想像の斜め上”を行く展開でした。普段サスペンス要素の少ない作品と思っていたので、これは予想外で、久しぶりにドラマを観ながら声を出してしまいました（笑）

また、詩穂というキャラクターは、強く見えても内面に迷いや不安を抱えながら生きている姿が丁寧に描かれていて、多部さんの演技力が光っています。私は子育てや家庭のことで「私の人生これでよかったのかな？」と考えてしまうことが時々ありますが、このドラマを観ていると、「誰かのために悩むのも、私の生きる道なのかもしれない」と励まされます。

SNSでの視聴者の反応を見ると、視聴率は控えめながら、コアなファンがしっかりついていて、“じわじわくる良作”という声も多く、私も同意です。次回の展開がどうなるのか、毎週火曜の夜が本当に楽しみになっています。